みなさん、こんにちは。今日から社会の勉強お役立ち記事を書いていきたいと思います。
社会は英数国とは異なり、完全に趣味に振っていこうかなと思っています。
題して~学校では教えてくれない戦国時代のホント~です。
第一回の今回は、戦国時代がなぜ起こったのかについて私見を述べていきたいと思います。
戦国時代とは何か
まずは戦国時代とは何ぞやというところから確認していきましょう。
一般的に室町時代から、安土・桃山時代、江戸時代の初期までを一般的に戦国時代と呼びます。
織田信長や豊臣秀吉、徳川家康といった三英傑。武田信玄に上杉謙信、伊達政宗なんかも有名ですね。
けれども、彼らが登場するのは実は戦国時代も後期の部類です。
織田信長よりも先に天下人と呼ばれ、日本の副王と呼ばれた存在をご存じでしょうか?
戦国時代の最初の大名と呼ばれた、身分不明から成りあがった存在をご存じでしょうか?
前者を三好長慶、後者を北条早雲と言います。
彼らについてもこれからの記事で取り上げていきます。
それくらい戦国時代とは長い歴史であり、奥深いということです。
応仁の乱から始まった
これは学校で習うと思いますが、室町時代の中期(1467年~1477年)までの間に将軍家のお家争いにその時の力を持っていた守護大名の細川勝元と山名宗全が争い、西軍と東軍に分かれて争ったことから始まるとされています。関ヶ原の戦いみたいですね。
結果だけ伝えると東軍の細川勝元が勝利しました。これによって細川家の権力がすごく強くなります。戦国時代を読み解くキーワードとして、権力が何重にも重なっていたことを知っておくとよいです。このころは室町幕府は続いているので、武家の棟梁(一番偉い人)である征夷大将軍の足利家は存在します。さらにそれを補佐する名目で管領という権力者も存在します。さらにさらに、官位を与える朝廷、天皇も存在します。めちゃくちゃカオスですね。
この応仁の乱によって、当時の首都のようなものであった京都は荒れに荒れました。そして細川家が買ったことで、管領につき、力が強まり、足利家の将軍よりも力を付けます。すると各地の守護が力を付けたり、はたまた守護代(守護の代わりに領地を治める人)が成り上がったり、なんとただの商人から権力者に成り上がった人も出てきました。この従来の政治権力構造を壊して力をつけることを下剋上とよびます。これこそが戦国時代の幕開けです。
下剋上はなぜ起こったのか
そもそも下剋上はなぜ起こったのか。
先ほども述べたように応仁の乱が原因で首都構造が麻痺して、地方まで目が向けられず統制が取れなくなったから。と学校では習いますがそれだけではありません。
僕はほかに二つの理由があったと考えています。
守護と守護代の関係
先ほど述べた守護と守護代ですが、なぜ二つも作る必要があったのでしょうか?
それは守護はあくまでもその国(当時は律令国家制でそれぞれ国で呼ばれてました。今でいう県みたいなものです。)の代表として、主に首都の京都にいました。今でいうと国会議員みたいなものですね。
逆に京都に出てしまった守護の代わりに実質国を治めていたのが守護代です。県知事のようなものですね。有名どころだと織田信長が守護代でした。
織田信長を例にとると、彼の居た尾張国は斯波家という守護が治めていました。この斯波家は尾張だけではなくて、越前なども押さえていたのですが、応仁の乱のあと力を失い、守護代たちに威張れなくなってしまいました。そして信長の父の織田信秀の時代に、織田家は信秀の商才によって銭を集め、守護の権力をしのぐようになります。そして信長の時代に守護の斯波義銀を追放し、晴れて戦国大名と呼ばれるようになりました。
戦国時代は小氷河期だった
これは最近の研究によって明らかになったのですが、戦国時代と呼ばれる室町時代~江戸時代のころは地球の温度が下がり、小氷河期になっていました。つまり作物が育ちづらく、飢饉がたくさん起きていました。そうなると食うためには得なければなりません。当時国人衆と呼ばれていた豪族たちが自分の国を肥やすために他国へ侵攻し領土を奪う。こうして気づいたら戦国大名と呼ばれるにようになった大名もいます。三本の矢で有名な毛利元就の毛利家、日本一の兵とよばれた真田幸村で有名な真田家がこのケースに該当します。
戦国大名は何を求めたのか
こうして応仁の乱から始まった戦国時代ですが、ゲームのようにすべての戦国大名が天下統一を目指していたわけではありません。というか、天下統一を目指していた大名のほうが珍しいです。
ほとんどの戦国大名は自分の国を守るために必死で戦っていました。だからこそ、めちゃくちゃ長い間戦乱に明け暮れたとも解釈できます。
それでは次回は冒頭で触れた二人の戦国大名「三好長慶」と「北条早雲」について紹介・解説していきたいと思います。この記事を読んで面白い!と思ってくださいましたら次回の記事も読んでもらえると嬉しいです。
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