全3回の名詞について、今回は2回目です。
冠詞と代名詞について学んで行きたいと思います!
3−3 冠詞
名詞には文の中で使うルールがあります。それは数えられる名詞(可算名詞)を単数形でそのまま使うことはないということです。
(×)I read book.
(○)I read a book.
(○)I read books.
太字部分のように、可算名詞の単数形は「a(an)」や「the」などが必ずつきます。
これらのことを冠詞と呼びます。
さらにこの冠詞は不特定なものを指すときのみ「a(an)」を用います。
ちなみにanとなるのは後に続く名詞が母音で始まる場合です。
それでは例題で実際に見てみましょう!
例題2 次の日本文を英文に直しなさい。
(1)マイクはカメラを使います。
(2)彼は英語の先生です。
(3)私は犬を飼っています。その犬はとてもかわいいです。
(4)彼女は図書館にいます。
(1)まず冠詞を考えずに英文にすると、
Mike uses camera.
となります。ここでのカメラは「カメラという道具」で一般的なものを指すので、不特定である。
と言えます。よって、
Mike uses a camera.
が正解です。
(2)次も冠詞を考えずに英文にすると、
He is English teacher.
となります。この英語の先生も一般的なものを指すので、不特定である。
と言えます。よって、
He is an English teacher.
が正解です。
(3)次も最初の分は不特定ですね。
I have a dog.
が答えです。そして、注目すべきは次の文です。
前の文で登場した犬が出てくるので、特定の物を指しています。よって、
The dog is very pretty.
が答えとなります。
(4)最後は難しいです。図書館は一般的かと思いますが、文の意味を考えると彼女がいる図書館は特定できているはずですね。よって、
She is in the library.
が答えになります。
この分野はつまずく人も多い分野です。
確認問題でしっかり復習しておきましょう。
確認問題14 次の日本文に合うように、( )内から適するものを選びなさい。
(1)私たちは音楽が好きです。
We like ( music, a music ).
(2)あなたは図書館で本を読みます。
You read ( book, a books ) in ( the library, library ).
(3)私は鞄の中に手紙を持っています。
I have ( letter, letters ) in ( a bag, my bag ).
3−4−1 代名詞〜前半〜
代名詞は前半と後半に分けて解説していきます。
前半の今回は言葉と表を確認していきます。
主格・・・主語になるときに使います。
所有格・・・名詞の前につき、「誰の〇〇なのか」を表すときに使います。
目的格・・・動詞の目的語になるときと、前置詞の後ろに来るときに使います。
人称 | 数 | 主格 | 所有格 | 目的格 |
1人称 | 単数 | I | my | me |
1人称 | 複数 | we | our | us |
2人称 | 単数・複数 | you | your | you |
3人称 | 単数 | he | his | him |
3人称 | 単数 | she | her | her |
3人称 | 単数 | it | its | it |
3人称 | 複数 | they | their | them |
今回はこの表をしっかり覚えておきましょう。
次回で名詞は最後です。代名詞と形容詞について学んで行きます。
確認問題の答え
確認問題14
(1)We like music.
(2)You read books in the library.
(3)I have letters in my bag.
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