さて今回は2つに分かれつつも1つの単元のようなものです。
中学生からは「÷」という計算からは卒業してもらいます!どういうことか学んで行きましょう。
1−11 逆数
逆数とは教科書的に言うのであれば、掛けて1になる数字のことです。
例えば$\frac{2}{3}$ならば、$\frac{3}{2}$が逆数になり、$3$ならば$\frac{1}{3}$が逆数になります。
ここで注目するべきなのは、分子と分母が逆になっていると言うことです。
整数の$3$は、厳密に言うと、$\frac{3}{1}$なので、分子分母が逆になっていることが分かりますね。
今回の単元は簡単なので、このまま確認問題に移ります。
確認問題22 次の数の逆数を求めよ。
(1)$-\frac{7}{2}$ (2)$-1$
1−12 正負の数の割り算
早速例題を見てみましょう。
例題11 次の計算をせよ。
(1)$(+24)\div(-8)$
(2)$(-\frac{5}{4})\div(-\frac{10}{3})$
さて、符号は掛け算の時と同じです。「ー」の数が奇数なら「ー」、偶数なら「+」でしたね。
割り算ですが、これからは割り算ではなく、逆数の掛け算として考えてください。
つまり、
(1)$(+24)\div(-8)=(+24)\times(-\frac{1}{8})=-3$
(2)$(-\frac{5}{4})\div(-\frac{10}{3})=(-\frac{5}{4})\times(-\frac{3}{10})=\frac{3}{8}$
のように計算します。これによって、分子分母の訳分ができ、計算が圧倒的に楽になります。
最後に確認問題を解きましょう。
確認問題23 次の計算をせよ。
(1)$(-18)\div(-6)$
(2)$(-\frac{3}{4})\div(+\frac{9}{2})$
いかがでしたでしょうか?
次回は掛け算と割り算の混じった式と、少し複雑な計算問題を学んでいきます!
それでは、また次回でお会いしましょう( ^_^)/~~~
確認問題の答え
確認問題22
(1)$\frac{2}{7}$ (2)$-1$
確認問題23
(1)$3$ (2)$-\frac{1}{6}$
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