前回は筆算の掛け算と割り算を学びました。
今回は分数をおさらいしていましょう!!
0−5 分数の計算
例題5
$\frac{1}{2}+\frac{1}{3}$を計算せよ。
さあ、復習していきましょう!分数の足し算と引き算はそのままでは解けません。
分母の数を揃える、通分をしないといけませんでしたね。
通分のためには分母に注目します。今回の場合は2、3ですね。この数の最小公倍数に揃えます。今回ならば「6」ですね。
次に分数は分子分母に同じ数ならかけても良いという性質があるので、$\frac{1\times3}{2\times3}+\frac{1\times2}{3\times2}=\frac{3}{6}+\frac{2}{6}=\frac{5}{6}$が答えとなります。
続いて、掛け算と割り算を復習していきましょう。
例題6
次の計算をせよ。
(1)$\frac{1}{2}\times\frac{1}{3}$
(2)$\frac{6}{7}\div\frac{3}{5}$
掛け算はシンプルに計算してしまってOKです。
(1)$\frac{1}{2}\times\frac{1}{3}=\frac{1\times1}{2\times3}=\frac{1}{6}$
割り算は分子分母を逆転させて掛け算にしましょう。(逆数と言います)
(2)$\frac{6}{7}\div\frac{3}{5}=\frac{6}{7}\times\frac{5}{3}=\frac{6\times5}{7\times3}=\frac{30}{21}=\frac{10}{7}$が答えとなります。約分を忘れないようにしましょう!
最後に確認問題に挑戦しましょう!
確認問題5
次の計算をせよ。
(1)$\frac{3}{4}+\frac{5}{6}$
(2)$\frac{2}{7}\times\frac{14}{3}$
(3)$\frac{4}{9}\div\frac{8}{3}$
0−6 仮分数と帯分数
言葉の復習からしていきましょう。
$\frac{11}{8}$のように分子が分母よりも大きい分数を仮分数、$1$$\frac{3}{8}$のような分数を帯分数と言いましたね。
仮分数から帯分数を直すには、分子の中に分母の数が、いくつ入っているのかを。
帯分数から仮分数に直すには、帯分数の整数部分×分母を分子に足せばOKです。
詳しくは確認問題でやってみましょう。
今回伝えたいことは吉報です。
中学生の数学は帯分数を使いません!!なので、仮分数で表現されるということを覚えておいてください。
確認問題6
次の問いに答えよ。
(1)$\frac{31}{4}$を帯分数に直せ。
(2)$5$$\frac{2}{9}$を仮分数に直せ。
いかがでしたでしょうか?
次回は「計算の工夫」と「速さ・時間・距離」を学んで行きます!特に後者は中学生の勉強でめちゃくちゃ多用します。
それでは、また次回でお会いしましょう( ^_^)/~~~
確認問題の答え
確認問題5
(1)$\frac{19}{12}$
(2)$\frac{4}{3}$
(3)$\frac{1}{6}$
確認問題6
(1)$7$$\frac{3}{4}$
(2)$\frac{47}{9}$