文字式の掛け算と割り算

さて、今回から第2章の文字と式を勉強していきます。
今回は掛け算と割り算のルールを勉強していきます。これからの勉強の基本になっていくので押さえていきましょう。

2-1 文字式の掛け算

文字式の掛け算は「×」を省略します。そして、数字→文字の順番で書いていきます。
そして文字に掛けられている数のことを係数と呼びます。
さらに係数が1のときは、1を省略するのも、忘れないようにしましょう。
また、同じ文字が掛けられているときは第1章で学んだ指数を使います。

例題1 次の文字式を×を省略して表せ。

(1)$x\times4\times y$
(2)$m\times n\times m\times\frac{1}{3}\times m$
(3)$a\times5-3\times c\times b$

(1)掛け算は省略して、数字→文字の順番になります。※文字はアルファベット順にします。
$x\times4\times y=4xy$
(2)同じ文字の掛け算は指数を使います。
$m\times n\times m\times\frac{1}{3}\times m=\frac{1}{3}m^3n$
(3)引き算は省略できないのでそのままです。
$a\times5-3\times c\times b=5a-3bc$

さて、確認問題に挑戦です。

確認問題33 次の文字式を×を省略して表せ。

(1)$a\times b\times9\times a$
(2)$x\times y\times8+\frac{7}{2}\times a$

2-2 文字式の割り算

第1章でも勉強しましたね。÷は逆数の掛け算として、扱います。

例題2 次の文字式を×、÷を省略して表せ。

(1)$a \times b \div 3$
(2)$(x+2y) \div 4$

(1)÷は逆数の掛け算として扱うので、
$a \times b \div 3=\frac{ab}{3}$
(2)分子・分母は一つの塊として考えるので、見えない( )がついていると考えます。
$(x+2y) \div 4=\frac{x+2y}{4}$

例題3 次の文字式を÷を使って表せ。

(1)$\frac{y}{7}$
(2)$\frac{9a-5}{2}$

前回の逆パターンですね。分子・分母は一つの塊として考えるので、見えない( )がついているということが大切です。
(1)$\frac{y}{7}=y \div 7$
(2)$\frac{9a-5}{2}=(9a-5) \div 2$

さて、確認問題です。

確認問題34

次の文字式を×、÷を省略して表せ。
(1)$y \times 4 \div 9 \times x$
(2)$(6a-b+8c) \div 13$
次の文字式を÷を使って表せ。
(3)$\frac{3x+7}{5}$

いかがでしたでしょうか?
次回は代入を学んでいきます!
それでは、また次回でお会いしましょう( ^_^)/~~~

確認問題の答え

確認問題33

(1)$9a^2b$
(2)$8xy+\frac{7}{2}a$

確認問題34

(1)$\frac{4}{9}xy$
(2)$\frac{6a-b+8c}{13}$
(3)$(3x+7)\div5$

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