漢字の成り立ち - オシエール

今回より第２章、漢字の知識について学んでいきます。
まずは、漢字の成り立ちを学んでいきましょう！

漢字の成り立ちと使い方

漢字は以下の６つに分けられます。中国の後漢時代に発表された書物によれば六書といいます。

１～４は漢字の成り立ちを、５，６は漢字の新しい使い方の分類です。
それぞれ見ていきましょう。

象形文字は物の形を描いた絵からできたものです。
（例）山・魚

指事文字は絵や形では表せない抽象的な物事を点や線を用いて指し示したものです。
（例）上・下

会意文字は、二つ以上の既成の漢字（象形文字や指事文字）を組み合わせて一つの漢字として、新しい意味を表したものです。
（例）男（田＋力）

形声文字は、形（意味）を表す文字と声（音）を表す文字を組み合わせて一つの漢字として、新しい意味を表したもので、漢字全体の九割を占めます。
（例）枝（木（意味）＋支（音））・銅（金（意味）＋同（音））

転注文字は、文字の元の意味をそれと関連するほかの意味に広げて用いるものです。
（例）楽（音楽を聴くことはたのしい）

仮借文字は、文字の元の意味とは関係なく、音だけ借りて別の語に用いるものです。
（例）豆（もともとは「食べ物や供物をのせる器」という意味）

それでは確認問題に挑戦です。

次の文字の成り立ちをそれぞれ答えなさい。
（１）鳥
（２）拍
（３）好
（４）本

いかがでしたでしょうか？
次回は部首について学んでいきます。
それでは、またお会いしましょう！

（１）象形文字
（２）形声文字
（３）会意文字
（４）指事文字