0より小さい数と絶対値

さて、今回より第1章の正の数・負の数について学んで行きたいと思います!
前回までの小学校の復習お疲れ様でした。ここから中学校の内容です。

1−1 正の数と負の数

用語の確認からしていきます。
正の数:0よりも大きい数のこと。「+(プラス)」の符号を使って表す。
負の数:0よりも小さい数のこと。「ー(マイナス)」の符号を使って表す。
ちなみに、0は正の数でも負の数でもありません。
特に、正の整数のことを自然数という。

こんなところです。
初めて登場するのは負の数ですね。天気予報とかで「今日の最低気温はー3℃まで下がります。」と耳にしますよね。
このように0よりも小さい数を示す時に使い、数字が大きいほど、数としては小さくなるのがポイントです。

他にも「+5万円の利益」とか、「テストの点がー10点」など、「増える・大きくなる」を正の数で、「減る・小さくなる」を負の数で表します。

最後に数学の独特な表現ですが、「逆や反対」を負の数で表します。
たとえば、「東に2km」は「西にー2km」と表現したりします。少しややこしいですが、ー(マイナス)になると逆になると覚えておきましょう。

確認問題12 次の□に当てはまる言葉または数字を答えよ。

(1)”−4時間後”は、”4時間□”である。
(2)”200円もらう”は、”□円あげる”である。

1−2 絶対値ってなんだろう

絶対値。言葉だけだとすごく難しそうですが、簡単です。
絶対値のは、原点(0)からの距離のことです。

例えば、「+2の絶対値」と言われれば、2と0の距離なので、が答えになります。
「−4の絶対値」と言われれば、−4と0の距離なので、が答えになります。
符号を外すだけ。基本はこれで覚えておけばOKです。

例題1 次の数を求めよ。

(1)絶対値が$\frac{9}{4}$になる数をすべて求めよ。
(2)絶対値が3.7より小さくなる整数をすべて求めよ。

(1)絶対値は原点からの距離。でしたね。符号を外して$\frac{9}{4}$になるのは、
$\frac{9}{4},-\frac{9}{4}$の二つですね。

(2)下の図のように数直線で考えると分かりやすいです。-3.7と3.7の間にある整数なので、
-3,-2,-1,0,1,2,3が答えになります。

P63(2)の数直線の図。

最後に確認問題をやって終わりにしましょう。

確認問題13 次の数を求めよ。

(1)絶対値が2.4になる数をすべて求めよ。
(2)絶対値が$\frac{13}{7}$より小さくなる整数をすべて求めよ。

いかがでしたでしょうか?
次回は数の大小と、負の数同士の足し算を学んでいいきます!
それでは、また次回でお会いしましょう( ^_^)/~~~

確認問題の答え

確認問題12

(1)4時間
(2)−200円あげる

確認問題13

(1)2.4,-2.4
(2)-1,0,1

コメント

タイトルとURLをコピーしました