「文字式の応用問題」と「第2章の復習」

長かった第2章もこれにて終了です!
文字と式の文章問題の記事で勉強した内容が基本になっているので、不安な人は復習しておきましょう。

2-13 関係式を作ってみよう

基本の言葉から勉強していきます。
「=」で結ばれた式のことを等式といいます。さらに左側を左辺、右側を右辺と呼びます。

例題18 次の問いに答えよ。

(1)105円の商品をa個買ったときの代金がb円であるとき、a,bの関係を表す式を求めよ。
(2)y枚のクッキーをx人に7枚ずつ配ると4枚あまったとき、x,yの関係を表す式を求めよ。

(1)105円の商品をa個買うので、$105 \times a=105a$円、この代金がb円なので、$105a=b$が答えとなる。
(2)クッキーをx人に7枚ずつ配るので、$x \times 7=7x$個、4枚あまるので、先ほどの7xと合わせてy個になるので、$7x+4=y$が答えとなる。

例題19 

容積yLの空の容器に1秒に500mLの割合でx分間水を注ぎこんだら、あと4L水が入る状態になった。x,yの間に成り立つ関係式を求めよ。

1秒に500mLなので、1分では$500 \times 60=30000mL=30L$、x分では30x(L)これで、4L残るので、$y-30x=4$が答えになります。
最後にもう1問解いてみましょう!

例題20

1本x円のシャープペンシルを3本と、1個y円の消しゴムを7個買ったら1200円では足りなかった。この関係の不等式で表せ。

不等式とは「=」ではなく「」「」で表されることです。
左辺より右辺のほうが大きければ、(左辺)<(右辺)
右辺より左辺のほうが大きければ、(左辺)>(右辺)
と表します。

1本x円のシャープペンシルを3本で$x \times 3=3x円$、1個y円の消しゴムを7個で$y \times 7=7y円$これが、1200円よりも「足りなかった」つまり、1200円より多いはずなので、$3x+7y>1200$が答えとなる。

確認問題45 次の問いに答えよ。

(1)友達の誕生日を祝うために、a人が500円ずつ出し合い、b円のものを買ったところ、269円残った。a,bの間に成り立つ関係式を求めよ。
(2)63円切手x枚と84円切手y枚を買って700円出したら、おつりがもらえた。この関係を不等式で表せ。

第2章の復習

復習問題1 次の問いに答えなさい

(1)45人の子供に折り紙をm枚ずつ配り、n枚余ったときの折り紙の合計枚数を文字を使った式で表しなさい。
(2)定価x円の品物をy%引きにすると売値は870円になる。このことを、等式を使って表しなさい。
(3)分速amで50分歩いたら4km以上進んだ。このことを不等式で表しなさい。

復習問題2 次の計算をしなさい

(1)$\frac{x}{2}+\frac{2x-1}{3}$
(2)$\frac{1}{2}(2x-4)-\frac{1}{3}(6x+3)$
(3)$\frac{5x-3}{7}-\frac{x-1}{2}$

復習問題3 次の問いに答えなさい

(1)$x=-5$のとき、$6x-(-2x+8)$の値を求めなさい。
(2)$x=\frac{1}{4}$のとき、$\frac{24}{x^2}$の式の値を求めなさい。

復習問題の答え

1-(1) $45m+n$枚
1-(2) $(1-\frac{y}{100})x=870$
1-(3) $50a \geqq 4000$

2-(1) $\frac{7x-2}{6}$
2-(2) $-x-3$
2-(3) $\frac{3x+1}{14}$

3-(1) $-48$
3-(2) $384$

いかがでしたでしょうか?
次回は「方程式」と「移行」を学んでいきます!
それでは、また次回でお会いしましょう( ^_^)/~~~

確認問題の答え

確認問題45

(1)$500a-b=269$
(2)$63x+84y<700$

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